教採 教師になるためのブログ

教採に関することを。面接、教職教養、一般教養、勉強法、コラムなどを。

今から始める場面指導

教採にはほぼ確実に場面指導がでますねー!

今日はそんな場面指導をどう攻略すればいいのか紹介します。場面指導には鉄則があります。それは、絶対に怒らないということです。怒った瞬間落ちますからね!

 

例えば、小4の子が授業中、ノートに落書きをしている場面。以下のような回答が考えられます。

 

  1. 今は授業中でしょ!落書きをやめて授業に集中しなさい!
  2. おっ、上手な絵だね!でも今はノートをとる時間。ノートも同じくらい上手にとれるかな?
  3. 〇さん、ちょっと気になるんだけど、どうしてお絵かきしてるのか教えてくれない?

 

ちょっと場面も回答も適当なのですが、ご勘弁を。

 

ではまず場面の分析をしてみましょう。子どもは授業中に落書きをしているのです。ここで考えられることは、

 

単に集中がきれている

・授業がつまらない、興味が持てない

・授業に集中できない理由がある

 

おそらくこんな感じじゃないでしょうか?このように場面を分析すれば1の選択肢のように頭ごなしに叱ることはなくなりますよね。また、分析をすることでどんな言葉をかけたら良いか考えることができます。

今回は、落書きですから、ちょっと集中がきれたと考えて2のような言葉かけでもいいです。ちょっと不自然ですが、深刻な事態が裏に潜んでいると考えて深く理由を探っていく3のような言葉かけもいいと思います。

 

では、場面指導の鉄則を

 

  1. 頭ごなしに叱るな
  2. 行動の背景を探ること
  3. 考えた背景に対応した言葉かけを

 

場面指導って色々な対策本がありますが場面がイマイチなものが多いです。しかし、現役教員向けの本や、一般書には場面指導に使える本があります!!!

何冊かご紹介しますね。

 

1、小学校 子どもがかがやくポジティブ言葉かけ辞典(http://www.kyouiku-kaihatu.co.jp/class/cat/desc.html?bookid=000704

 

この本ではつい叱ってしまうような場面でどのように言葉をかけたらいいのか解説と例が載っています。こんな言葉かけはNGも載っているので非常に役に立つと思います。

 

2、人生が大きく変わるアドラー心理学入門(https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761270544

 

教育ではいかに褒めることが大事になってきます。その時に役に立つのがアドラー心理学。前書もアドラー心理学を基本に書かれています。この本でアドラー心理学の考え方をおさえておきましょう。

 

それでは、よい休日を。

 

 

 

教育基本法①

こんにちは!今日は国民として、教員として、必要な知識を提供します。今回紹介するものは教採では大前提知識というか知ってなくては始まらないものです。比較的よく聞かれるところは太字にしておきますがほとんどが太字になると思います(笑)それくらい重要なところです!また、これをベース(そもそもは憲法です)に色々な法律ができ、地方の施策などが決まってくるわけです。歴史では流れや因果関係がありますが、教職教養も通ずるところがあると思います。面白く覚えられるといいですね!では始めていきましょうか。

 

第一条  教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 

これは前回のブログでも登場しました。

 

  • 人格の完成とはなんでしょう?

 

難しいですよね。面接でも聞かれることがあります。実はこれ、相当な議論を呼んでいる一文でもあります。なぜかって?教育されたあなた方は人格が完成されているでしょうか?私自身、答えはNOです。こんな感じで到達出来もしないものを目標にしてよいのかということで議論を呼んでいるわけです。しかし、この法律は私たち自身にも及ぶものであるわけです。生涯教育などがそうですよね。そういう意味で、人格の完成とは各個人の備えるあらゆる能力を可能な限り、かつ調和的に発展させることを意味します。平たくいえば「人間として人に尊敬されるような人になる」ということです。国会での答弁が載っていましたのでご覧下さい。↓

http://www.stop-ner.jp/detabase/0410.htm

 

 

  • 国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成

 

これは「教育は何のためにあるのでしょう?」という質問から始めましょう。

 

 

子どものためでしょうか?

 

 

これ、実は国家のためです。(面接でそんなことは言わないように)というのも、国は国を支える人材が次々と出てこないと存続できないからです。少子化が問題になっているのもそういうところからです。国は学校教育を通して国家及び社会の形成者、つまり社会で使える人材の育成を図ろうとしている訳です。今現在の社会構造において学校教育を受けていない人はおそらく生きていけないですよね。そういう意味では子どものためでもあります。

 

 

では、必要な資質とはなんでしょう?

 

 

簡単に言うと、知・徳・体です。徳・体は既に示されていますよね。そこから連想しても知に結びつくでしょうし、社会で生きていくために必要なものは・・・と考えてもおそらく知が出てくるでしょう。

 

 

現在、どこの自治体も目標とする子ども像に知徳体を挙げています。これは知徳体のバランスが取れた人間を育成することが人格の完成に近づくということからきているのですね。

 

 

 

 

 

 

 

教員になりたいと思っている皆さんへ

こんにちは!

 

このブログは教採を突破したい!と思う方へのものです。もちろん、教員になりたいかも?という人も、まだ一年生だけど勉強始めたいというような人にも役に立つかと思います。

 

さて、まずはじめに

 

Q あなたはなぜ教員を目指すのですか??

 

パッと答えられますか?

 

 

答えられない人は教員に向いてません。

ていうのは嘘で、パッと答えられている人はほとんどいないと思います。なぜかって?

 

たぶんほとんどの人はきっかけは意識したことがあるけれど、教員でなくてはいけない強い志望理由はまだ見つかってないからだと思います。

 

昔の先生に憧れたからです。

 

これは教員を目指すことになる「きっかけ」です。きっかけはなんでもOK!これでもいいです。

 

では志望理由は?

 

私も憧れの先生みたいになりたい!

 

どうでしょう?自信を持ってこの答えを言えるでしょうか?

 

ところで皆さんは教育の目的をご存知でしょうか?

 

 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 

この硬っ苦しいのは教育基本法の第1条です。教育の目的はおおむね太字の部分です。

 

話を戻しましょう。教員を目指す理由は憧れの先生みたいになることではなく、教育の目的を達成するために教員としてしたいことがあることでしょう。志望自治体には目指す教員像、子ども像があります。それもさんこうにするとよいかもしれません。ただ、これにとらわれすぎると個性が出てきませんので、各自の経験と共に考えましょうね。

 

 

 

最後にもう一度考えてみましょう。答えは違ってくるはずです。

 

あなたはなぜ教員を目指すのですか?

 

 

PS

教員採用試験まであと1年をきっています。しかし、まだ焦る時期ではないです。筆記は偏差値50upの大学なら四月からで余裕で間に合います。(教職教養は今からやることをオススメします)

 

今はパッと答えられないような質問に対して自分なりの答えをしっかりと見つけることが良いのではないのでしょうか?

 

それでは、体調に気をつけて。